工作道具の使い方⑦:グルーガン

僕が子供の頃に出会いたかった道具No1のグルーガンについて解説します。オンライン教室の生徒さんにも必ずおすすめしている最強装備です。

僕は幼稚園の時から工作が大好きだったけれど、どうしても越えられない壁があって、それは接着力が足りないということでした。

のり・セロテープ・両面テープ・ボンドなどを色々試したけれど、細い部分や強い力がかかるところをくっつける方法をどうしても見つけられなかったんです。

でもようやく大人になってから出会いました。

グルーガンは熱でグルースティックを溶かして接着剤として使う道具で、接着力が抜群なんです。

グルーガンのおかげで、ルービックキューブのように竹ひご同士をくっつける細かい作業も簡単にできるようになったし、なんと最短5秒で固まるので、作業のスピードも圧倒的に早くなりました。

でも電気を使うなら危なそうだな?って思いませんでしたか?そういう方のために注意点を中心に使い方のポイントを解説します。

目次

充電式や格安モデルは避ける

充電式は作業途中でバッテリーが切れることが多く、格安モデルはグルーが先端からダラダラ漏れてしまうところが問題になりがちです。僕のおすすめは、約2,000円のモデル。少しの投資で、作業の質と快適さが大きく向上します。

50Wのモデルで十分

もっと高出力のモデルになると、グルースティックが太くなって材料費がかさむのと、本体も熱くなるので火傷の心配も増えてしまいます。こちらは大型の作業をする専用です。

50Wのモデルで工作を十分に楽しめるので、ひとまず50Wにしておきましょう。もし手で熱いグルーに触れてしまった場合でも素早く指をこすれば火傷は防げます

タイマーをセットで使う

みなさんは部屋の電気を消し忘れたことありませんか?

グルーガンにはスイッチがついていてオンオフを切り替えるようになっているけれど、消し忘れてオンのままで放っておくと、なんとグルーが垂れ流しになります。さらにスイッチを消し忘れていると本体がずっと熱いままでかなり危険を感じます。

そのため、グルーガンを使う時はタイマーを設定して自動で電源が切れるようにしましょう。

このように時間が来たら電源が切れるタイマーをグルーガンとの間に挟んで使うことを強くおすすめします。このタイマーのおかげで僕も何度も救われました。

10cm以上は塗らない

実はグルーガンにも苦手な作業があって、それは広い範囲を一度にくっつけるのが難しいことです。紙に塗ったグルーは5秒ほどで固まってしまうので、作業が間に合わないんです。

のりしろが大きい箇所をくっつける時は、乾くのに多少時間がかかる木工用ボンドを使いましょう

材料を合わせてから塗れる

グルーガンは、のりしろに塗って貼り合わせることも当然できますが、材料の位置を決めた状態で横の隙間から塗ってもくっつけてしまうことができます。

これは本当に便利です。のりしろを作らなくても良いし、角度をつけて固めることもできます。

糸をこまめに取る

グルーガンを材料から離した時に、くもの巣・・・いや、わたあめのような糸を引くことがあります。というか必ず引きます。対処法として、材料から離れる時にクルクルして防ぐという技が紹介されているのをよく見かけます。
でもこれははっきり言って無駄な抵抗です。グルーガンは糸を引くものだと思ってこまめに取り除きましょう


以上、

ポイント

・充電式や格安モデルは避ける
・50Wのモデルで十分
・タイマーをセットで使う
・10cm以上は塗らない
・材料を合わせてから塗れる
・糸をこまめに取る

がグルーガンのポイントでした。

▼ さらに詳しく動画で解説 ▼

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この記事を書いた人

おもちゃ工作をYouTubeに投稿しながら、子供向けの工作本を出版する夢に向かって、人気の工作を研究中です。

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